海に囲まれた日本では、美味しい魚介がたくさん取れますね。
寿司や煮物、焼き魚などたくさんの種類の魚料理がありますが、他の料理の味を支える出汁にもなります。
そこで今回は、魚介出汁の1つである「あさり出汁」の取り方とアレンジ料理について解説します。

 

□美味しいあさり出汁の取り方

1.あさりを砂抜きする

はじめに、あさりを砂抜きします。
あさりを塩水に浸し、3時間程度暗い場所に放置しましょう。
3時間経過したら、流水で塩水と砂を流していきます。

2.あさりと水を火にかける

次に、あさりで出汁を取っていきます。
ここでのポイントは、あさりの旨味を引き出すために、お湯ではなく水から熱することです。
水ではなく、温めていない他の出汁を使っても構いません。

3個ほどあさりの口が開いてきたら、火を止めて蓋をし2分半ほど待ちます。
その後、全てのあさりの口が開いたのを確認できたら、あさりをざるで漉したらゆで汁ができます。

3.もう1度あさりを茹でる

取れたゆで汁でもう1度あさりを茹でます。
このことで、より濃厚で旨味が凝縮された出汁にできます。

 

 

 

 

□残ったあさりの味噌汁は違う料理に!

残ったあさりの味噌汁は、次の日の朝に食べてももちろん美味しいです。

しかし、2日連続は飽きてしまって別の料理が食べたいこともあります。
そのようなときは、スンドゥブチゲにリメイクしましょう。

材料は、あさりの味噌汁、コチュジャン、醤油、にんにく、ごま油、もやし、長ネギ、豆腐です。

1.あさりの味噌汁を味変していく

残ったあさりの味噌汁を温め直し、コチュジャン、醤油、ニンニクを加えて溶かし、スンドゥブチゲの風味に変えていきます。

2.具材を入れて煮る

もやし、長ネギを加えて火を通します。
豆腐は形が崩れてしまうので、一煮立ちさせた後に入れます。

3.ごま油で仕上げて完成

豆腐を入れてもう1度煮たら、ごま油で味を整えます。
そして、お皿に盛り付けて完成です。
お好みで、粉唐辛子と薬味ネギをかけるのもおすすめです。

ご飯やうどん、豚肉を入れても美味しくなります。
ぜひ、試してみてくださいね。

 

□まとめ

あさり出汁は砂抜きして加熱するという簡単な方法で取れますが、加熱の際に「水から加熱する」、「もう1度あさりを茹でる」というポイントを押さえると、より旨味が凝縮した出汁ができます。

また、あさりの味噌汁を楽しむのもスタンダードですが、それをスンドゥブチゲにアレンジするのもおすすめです。
ぜひ、今回紹介したレシピを試してみてくださいね。