コハク酸は、有機酸で、食品に含まれる栄養素の1つです。
重要な役割を果たし、特に鉄分の吸収を促進することが知られています。
本稿では、コハク酸の特徴と多く含まれている食品についてご紹介します。
うま味の多い料理を作りたい方はぜひご覧ください。
□コハク酸について
天然には琥珀、アンバー、一部の植物や微生物の体内に生存し、人工的には石油からの化学合成や微生物の発酵によって得られます。
*コハク酸の特徴
コハク酸と言えば、貝類をイメージする方が多いのではないでしょうか。
その理由はコハク酸が初めて発見されたのが、貝類だからです。
味は、酸味、苦味が混ざったようなうま味を持っています。
水に可溶で、医薬品、食品添加物、化粧品など多くの分野に使用されています。
舌をぎゅっとさせる程強い味なので、含まれる量によっては「えぐみ」を感じる場合もあります。
□コハク酸を摂るならあさり!
あさりのうま味成分は、コハク酸からきています。
他にもコハク酸が多い食品としてしじみ、かき、はまぐりなどが挙げられます。
ほたてにはあまり含まれていないので注意しましょう。
*コハク酸の健康効果
1.がん細胞の増殖抑制
ラットを用いた実験ですが、大腸内でコハク酸の濃度が高まると、大腸がん細胞の増殖が半減されるという結果が出ています。
人への応用についての詳細はまだ不明ですが、このような効果が期待できることは確かでしょう。
2.美肌効果
コハク酸は酸性であり、穏やかな収れん作用があります。
美肌効果が期待されるため、化粧水など、化粧品に利用されていることもあります。
3.脂肪燃焼促進
こちらもラットを用いた実験ですが、コハク酸を摂取した個体は、脂肪の燃焼が促進されていると報告されています。
脂肪が燃焼されると糖尿病の発症率が抑制されます。
あさりは、呼吸できなくなるとコハク酸を作り出します。
塩を抜いた後、流水で殻をこすり合わせて、濡らした布巾をかけて密閉し、1時間程おいておくとうま味が出てきます。
あさりは、他にもタウリン、亜鉛、鉄、ビタミンB12などの栄養素を豊富に含み、健康に良いです。
特に鉄分は貧血の予防に役立ちます。
料理のうま味をプラスして、健康に良い一石二鳥の食材なのです。
そんなコハク酸が多く含まれているあさりの出汁を簡単に摂れるのが当社で製造しているあさり出汁です。
厳選したあさりを贅沢に使用し、殻ごとじっくり煮だした風味とむき身だけで煮だしたうま味を合わせています。
幅広い料理に使えるでしょう。
□まとめ
あさり、しじみ、かき、はまぐりなど貝類にコハク酸は多く含まれております。
コハク酸を摂取することで、がん細胞の増殖抑制や美肌効果、脂肪燃焼促進など健康効果が期待できます。
ただし、含まれる量によっては「えぐみ」を感じる場合もあります。
当社が製造しているあさり出汁は、厳選したあさりを使用し、幅広い料理にうま味をプラスします。