味噌汁の具材に使用されているしじみは、健康によい食材として多くの日本人から愛されています。
しかし、しじみのうまみ成分を最大限に引き出す方法までは、知らない方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方に向けて、しじみに含まれる具体的な栄養素を紹介したうえで、美味しいしじみの調理の仕方について伝授します。

□しじみに含まれる栄養やその効能とは?

しじみに含まれる主な栄養として、カルシウム、タウリン、ビタミンB12、鉄が挙げられます。
しじみには、可食部100gの中に240mgの「カルシウム」が含まれています。
これは、牛乳の約2倍相当であると言われています。
カルシウムには骨や歯の素、筋肉の収縮や心を落ち着かせる効果があります。
日本人はカルシウムが不足しがちなので、定期的に摂取するよう心掛けましょう。

アミノ酸の一種である「タウリン」は、コレステロール値を正常に近づける、肝機能を高める、高血圧の改善や動脈硬化を予防する等の働きを持っています。

「ビタミンB12」は、しじみ100gあたり68.4μg含まれており、アサリよりも多いのです。
ビタミンB12は、赤血球を合成するのに必要な栄養素です。
不足すると、不眠、肩こり、貧血をはじめとする不調が身体に現れるようになります。

「鉄」は、しじみ100g中に8.3mg含まれています。
これは、牛の赤身肉100gあたり2.2mg~2.5mgよりも高い数値です。
また、鉄は正常な赤血球をつくるのに必要なミネラルといえます。
日本人は鉄が不足しがちなので、意識して摂取するようにしましょう。

□しじみの美味しい食べ方とは?

*美味しいしじみの見た目とは?

つやつやとした光沢があり、柄のはっきりとした見た目のしじみを選びましょう。
これらの特徴は、水がきれいなところで育ったしじみの特徴です。
しかし、殻の口が開き、殻が割れているしじみは、鮮度が悪いことが疑われるため、注意が必要です。

*うまみ成分を増やすための下処理とは?

調理する前に、1時間程度砂抜きしてください。
1%程度の食塩を入れた塩水で1時間ほど漬けてから、ざるに上げて、しじみ同士をこすり合わせながら洗います。

美味しく食べるためのコツとして、砂抜きが終わったあと、冷蔵庫で数時間寝かせることをおすすめします。
こうすることで、よりしじみのうまみ成分が引き出され、美味しく食べられるでしょう。

また、冷凍しても味が落ちないしじみは、冷凍での保存にも適しています。

□まとめ

しじみには、カルシウム、タウリン、ビタミンB12、鉄といった身体を健康に保つために必要不可欠な栄養素が含まれています。
さらに、しじみの美味しさを最大限に活かすために、砂抜きした後に数時間ほど冷蔵庫で寝かしておきましょう。

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