貝料理は、その独特の食感と風味で多くの人々を魅了しています。
しかし、その美味しさの裏には、コハク酸という名の成分が隠れているのです。
この記事では、コハク酸の多面的な魅力について、その旨味成分から健康効果まで幅広くご紹介します。
 

◻︎貝に多く含まれるコハク酸とその他の旨味成分

コハク酸は旨味成分の1つであり、コハク酸以外にも旨味成分は存在しますので、ここではコハク酸も含めた4つの旨味成分をご紹介します。
1.コハク酸
コハク酸は、貝類や清酒に多く含まれる旨味成分であり、酸味、苦味、そして旨味が複雑に絡み合っています。
こちらは、人体のエネルギー代謝にも関与する有機酸であり、その他にも酢酸、クエン酸、乳酸などが有名です。
2.グルタミン酸
コハク酸以外にも、貝にはグルタミン酸が含まれています。
グルタミン酸は、多くの食材に広く分布しており、特に昆布だしに多く存在することで知られています。
また、神経情報伝達にも関与していて、体内で多くの役割を果たしているのです。
3.イノシン酸
イノシン酸は、肉や魚に多く含まれる旨味成分であり、特に鰹節に多く存在します。
また、核酸の一種であり、旨味を感じさせるヌクレオチドともいえます。
4.グアニル酸
グアニル酸は、干し椎茸や乾燥したきのこに多く含まれています。
イノシン酸と同様、核酸に分類される旨味成分であり、特に干し椎茸のだし汁に多く存在します。

◻︎コハク酸の健康効果

コハク酸を摂取することで、以下のような健康に嬉しい効果が期待できます。
・がん細胞の増殖抑制
ラットを用いた実験では、コハク酸の濃度が高まるとがん細胞の増殖が半減したという結果が得られています。
人への応用はまだ進んでいませんが、がん細胞の増殖を抑制する可能性があることから、研究が進められています。
・美肌効果
コハク酸には、穏やかな収れん作用があり、化粧品にも利用されています。
コハク酸が含まれる化粧水は、肌に潤いを与えるとともに、美肌効果も期待できるのです。
・脂肪燃焼促進
コハク酸は、脂肪の燃焼を促進する効果も期待できます。
ラットを用いた実験では、コハク酸を摂取した個体は、脂肪の燃焼が促進され、糖尿病の発症率も抑制されました。

◻︎まとめ

コハク酸は、貝料理の旨味成分としてだけでなく、多くの健康効果も期待できる成分です。がん細胞の増殖抑制から美肌効果、脂肪燃焼促進まで、その効果は多岐にわたります。
コハク酸はあさりや牡蠣、しじみに多く含まれています。
 
 
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