味噌汁の定番具材の1種であるしじみ。
実は多くの栄養素が含まれており、しじみを摂取することで健康に良い影響をもたらします。
そこで今回は、しじみに含まれる栄養素や、しじみ出汁のレシピをご紹介します。
ぜひ最後までお読みください。

 

□しじみに含まれる栄養をご紹介!

しじみの栄養価を7つのカテゴリーに分けてご紹介します。

1:タンパク質

しじみは可食部100グラムあたり約7.5グラムのタンパク質を含んでいます。
タンパク質は筋肉や血液に含まれるだけでなく、エネルギー源としても利用される大切な栄養素の1つです。

2:鉄

鉄はしじみ可食部100グラムあたり約8.3ミリグラムの鉄分を含んでいます。
鉄は酸素を運ぶ役割を担っているため、不足してしまうと体の隅々まで酸素が行き渡らなくなってしまいます。

3:銅

しじみは銅には鉄ほど含まれていませんが、しじみ可食部100グラムあたり0.41ミリグラムほど含まれています。
銅は抗酸化物質として働いたり、骨を形成する手助けになったりします。

4:亜鉛

しじみ可食部100グラムあたりに2.3ミリグラムの亜鉛を含んでいます。
亜鉛不足に陥ると、味覚障害を引き起こしてしまう恐れも。

5:ビタミンB12

葉酸とともに赤血球中のヘモグロビンを助ける働きをしているビタミン12は、しじみ可食部100グラムあたりに68.4マイクログラム含まれています。

6:オルニチン

アミノ酸の1種であるオルニチンは、しじみにも含まれています。
オルニチンを摂取することで、睡眠の質が向上したり、肝臓機能の向上が期待できます。

7:コハク酸

コハク酸とは旨味成分の1種で、しじみも含む貝類に多く含まれています。
がん細胞の抑制や美肌効果もある有能な旨味成分です。

 

□しじみ出汁を使ったレシピをご紹介!

多くの栄養素を含んでいるしじみ。
以下で紹介するレシピ方法を参考に、美味しくしじみを摂取しましょう。

 

*しじみ(むき身)の炊いたん

「炊いたん」とは、味をつけて煮たものを指し、しじみと人参、生姜を甘辛く煮た1品です。
常備菜として1週間ほど保存できるので、多めに作ってお弁当に入れたり、日々の食事の副菜としても便利ですね。

 

*しじみ汁

しじみ出汁を使う定番のメニューといえば、しじみ汁ではないでしょうか。
砂抜きしたしじみと昆布から丁寧に出汁をとり、しじみの旨味を存分に味わえるしじみ汁はお酒を飲んだ後にも最適な1品です。

 

*しじみの炊き込みご飯

しじみと生姜にプラスお好きな調味料を入れて、ご飯を炊くと簡単にしじみの炊き込みご飯が完成します。
見た目も綺麗で香りも良い炊き込みご飯は、舌だけでなく目や鼻でもしじみを楽しめますね。

 

□まとめ

しじみには多くの栄養素が含まれており、体に嬉しい効果をもたらしてくれます。
また、今回ご紹介したしじみ出汁のレシピの中には、保存可能なものもありますので、お忙しい方でも作り置きによってしじみを摂取可能です。
自分自身でお好きなレシピを見つけ、しじみを食べて元気に過ごしましょう。