だしパックは和食だけでなく様々な料理に欠かせない出汁の素材として広く使われています。
しかし、開封しただしパックの正しい保存方法を知らずに保存してしまうと風味が落ちてしまったり、虫が発生したりなど問題が発生することがあります。
そこで今回は、だしパックの正しい使い方と保存方法をご紹介します。
これからだしパックを使って料理をする方や、保存方法に悩んでいる方は必見です。
 

□だしパックの無駄のない使い方とは?

 

*基本の取り方

 
1.鍋に水を張り、湯を沸かす
 
規定の分量の水でお湯を沸かしだしパックを鍋に入れましょう。
お湯に入れた瞬間からじわじわと美味しいだしが出始めます。
 
2.規定時間煮だす
 
沸騰させないよう中火で煮出しましょう。(時間はパックの大きさによって異なります)
沸騰したら火を弱めましょう。
 
 
3.だしパックを取り出す
 
煮出し終わったら火を止め、お玉などでだしパックを取り出しましょう。
 

*水出し、レンジ出し

 
・水出し
水出しはだしパックを6時間以上水につけた状態で、冷蔵庫で一晩おいてだしを取る方法です。
手間と時間がかかりますが、火を使うよりもあっさりとした上品な仕上がりになります。
 
・レンジ出し
電子レンジで数分でだしを取る方法です。
耐熱容器に水350ccを張り、だしパック1袋入れます。
500Wの場合4分、600Wの場合3分半加熱すれば完成です。
 

□だしパックの正しい保存方法とは?

 
だしパックの正しい保存方法を紹介します。
パックを常温で保存してしまうと、粉物の食品が好物であるコナダニが発生してしまいます。
開封後は虫の発生に注意し、しっかり封をして冷蔵庫で保管することがおすすめです。
 
水分が少ないものは冷凍保存も可能で、風味が落ちる可能性があるため、使う頻度が高い人は常温保存でも大丈夫です。
 
だし引き後の残っただしは冷蔵・冷凍保存ができます。冷蔵保存は2日〜1週間、冷凍保存は2週間〜1カ月が保存期間の目安です。
 

□まとめ

 
規定の取り方や水出し、レンジ出しの方法についても紹介しました。
私たちの強みは、産地・ロットごとに品質が異なるなど、仕入原料が不安定である中、年間を通して均一な味に仕上げるとこができる技術です。
原料の選定技術、ブレンド技術には自信を持っていますので、ぜひお料理に役立ててみてください。