ホタテやアサリなどの貝類に含まれるコハク酸は旨味成分として知っている方もいるでしょう。
ただし、コハク酸は旨味を感じられると同時に、他にもさまざま効果が得られることをご存知でしょうか。

そこで今回はコハク酸に関する情報をお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

 

□ホタテやアサリに含まれるコハク酸とは

コハク酸とは、旨味成分の1つです。
コハク酸は独特の特性を持ち、舌を刺激する酸味と苦味が絶妙に調和し、口の中で力強い味わいを生み出します。

ただし、その使用量には注意が必要であり、過剰な添加によっては「えぐ味」と感じられることがあります。
そのため、グルタミン酸のような単体での使用とは異なり、一般的には他の調味料と組み合わせて利用されることが多いです。

また、コハク酸は加工食品の製造において利用される際には、「コハク酸ナトリウム」として知られる塩類(ナトリウム)との結合物として使用されます。
この調味料は、食品の風味を高める効果があります。

 

□コハク酸の効果について

旨味成分の1つであるコハク酸は、まだわかっていないこともありますが、健康効果が期待されています。
それでは、実際にどのような健康効果が期待されているのでしょうか。

 

*がん細胞の成長抑制

ラットを用いた研究によれば、コハク酸の濃度が高まる条件下では、大腸内におけるがん細胞の成長が半減するという成果が得られています。
この発見から、将来的にはこの効果を人間の健康に応用できることが期待されています。

 

*肌の美容効果

コハク酸は酸性であり、軽やかな引き締め効果を持つため、美容液や化粧水などの化粧品に活用されることがあります。
肌の調子を整え、健やかな輝きをもたらすことを助ける効果が期待されています。

 

*脂肪燃焼の促進

ラットを用いた実験において、コハク酸を摂取した個体は脂肪の燃焼が活性化され、糖尿病の発症リスクが抑制されたとの結果が報告されています。
この研究結果から、人間においても同様の良好な影響が期待されています。

 

□まとめ

ホタテやアサリなどに含まれているコハク酸に関する情報をお伝えしました。
コハク酸は旨味成分の1つであると同時に、がん細胞の成長抑制や肌の美容効果、脂肪燃焼の促進などの健康効果が期待されています。

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