美味しいラーメンをつくるためには、「コク」があることが必須条件です。
今回は、コクの定義を紹介したうえで、私たちがコクを感じるために必要な3つの条件について紹介します。
ラーメン職人さんだけではなく、他の料理人さんも要チェックです。

□ラーメンの味の深みを増すにはコクが重要!コクの定義とは?

「コク」とは、より多くの刺激が、味覚・嗅覚・触覚の3つの感覚にバランスよく与えられ、濃厚感や複雑さ、口の中での広がり、持続性を感じた時に認識できる現象のことを指します。
例えば、辛さが突出している激辛カレーは、私たちの3つの感覚にバランスよく刺激を与えてくれないでしょう。
そのような食品を召し上がっても、私たちは「コク」を感じにくいでしょう。

それとは反対に、「コク」がある食品の代表例は、カレー、シチュー、チーズ、生ハム、豚骨ラーメンなどです。
多くの材料を使用し、長時間煮込んで調理したもの、長時間熟成したもの、油脂がたっぷり含まれているものなどに、「コク」を感じられることが多いようです。

□コクを感じる味、香り、食感

*コクを感じられる3つの条件とは?

私たちがコクを感じられるのは、味が複合している、香りを感じられる、食感が丁度よい、といった3つの条件が揃ったときです。

「コク」とはそもそも、複合した味を味覚として感じる際に使われる表現です。
様々な食材が持つ食味が複合した食べ物を食べて、持続性や濃厚感、広がりのある味を感じたときに、私たちは「コク」を実感できたといえるでしょう。

また、香りを感じられるのも、「コク」を体感するうえで非常に大切です。
例えば、鼻をつまみながら香りの良いコーヒーを飲むとき、味はしても、「コク」は感じられないでしょう。
実は、コーヒーの「コク」とは、コーヒーの香りが鼻から抜けて口の中に広がった際に、もたらされるものなのです。
したがって、香りは「コク」を構成する必要不可欠な要素だといえるでしょう。

舌触りの良い、ほど良い食感があることも、非常に大切です。
もし、ビーフシチューに入っているお肉が固いだけで、「コク」を感じられなくなります。
思考的にも、お肉が固い事実が印象に残ってしまい、料理を楽しめなくなるでしょう。

□まとめ

私たちが「コク」を体感するための前提条件として、食べ物からの刺激が味覚・嗅覚・触覚の3つの感覚にバランスよく働きかける必要があります。
さらに、味が複合しており、香りも感じられ、なお食感も良くないと、私たちは「コク」を味わえません。

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