昆布のうまみ成分であるグルタミン酸ですが、どんな効能があるのでしょうか。
本稿では、うまみ成分である、グルタミン酸、アスパラギン酸、その他の食物繊維やミネラルなど昆布に含まれている栄養についてご紹介していきます。
ぜひご覧ください。
□昆布のうまみはどこから?
*グルタミン酸
昆布の旨味成分の主な由来はグルタミン酸であり、昆布中のアミノ酸の20%を占めています。
グルタミン酸は、非常に有名なうま味成分物質であり、昆布の成分が美味しさの源であることは経験的に知られていました。
しかし、その成分が解明されたのは東京帝国大学の池田教授によってであり、彼は昆布からグルタミン酸を取り出すことに成功し、昆布だしの主成分を発見し、その味を「旨味」と命名しました。
さらに、彼はグルタミン酸を主成分とした調味料「グルタミン酸ナトリウム」の製法を確立し、世界初のうま味調味料が誕生しました。
その調味料の製法は進化を遂げ、現在は世界100か国以上で利用されています。
グルタミン酸は、ほとんどの食材に含まれており、生物は自らの体内でグルタミン酸を作っているため、必須アミノ酸ではなく、準必須アミノ酸とされています。
グルタミン酸は、我々の体内で脳神経の伝達物質として役割を果たし、脳の活性化や生命活動を維持するエネルギーを作り出すための橋渡しを担当しています。
*アスパラギン酸
昆布のうま味成分には「アスパラギン酸」が含まれ、これは人間の旨味受容体を刺激するため、うま味成分の一つとされています。
野菜のアスパラガスから発見されましたが、トマトの味の主成分でもあり、豆類にも多く含まれます。
アスパラギン酸は体を構成するたんぱく質の一つで、非必須アミノ酸に分類されるが、体調を整え、疲労回復や美肌効果が期待できるため、積極的に食品から摂取することをおすすめします。
□昆布には他にもこんな栄養が!
1.食物繊維
昆布には水溶性食物繊維である、アルギン酸、フコイダンが豊富に含まれています。
煮た時に出てくるねばねばの粘液が特徴です。
糖質や脂質の吸収を抑え、コレステロールの上昇を抑えてくれます。
2.ミネラル
昆布には、カルシウム、鉄、ナトリウム、カリウム、ヨウ素などのミネラルが多く含まれています。
特にヨウ素が豊富に含まれており、新陳代謝を促進してくれる効果が期待できます。
3.マンニトール
昆布の表面に付いている白い粉はマンニトールと呼ばれるものです。
糖アルコールの一種で、昆布をはじめとした海藻類に含まれています。
□まとめ
昆布の栄養についてご紹介しました。
当社では、以下の乾物を揃えています。
・利尻昆布
・日高昆布
・真昆布
・切り出し昆布
・カット昆布
・焼きばら
・サラダフレンド
・マリンバスケット
・シャキッと海藻サラダ
・マリンサラダ
・わかめゴールド
・わかめシルバー
・とろ~り昆布
・お椀の具
・とろろ昆布
昆布をご検討中の方はぜひ当社までお求めください。