牡蠣は、ビタミンが豊富って知っていましたか。

生で食べても、焼いて食べてもおいしい牡蠣ですが、食べ方を工夫することで栄養もしっかり摂取できます。

 

今回は、牡蠣に含まれている栄養素と牡蠣と一緒に食べると良い食材をご紹介します。

 

□牡蠣にはビタミンなどの栄養素がたくさん詰まっている!

 

牡蠣には、主に5つの栄養素が含まれています。

 

1つ目は、亜鉛です。

亜鉛には新陳代謝やエネルギー代謝、ホルモン代謝などの働きに重要な栄養素で、肌荒れや貧血にも効果があります。

牡蠣は、魚介類の中でも亜鉛が豊富に含まれています。

 

2つ目は、鉄です。

鉄には、酸素や栄養素を運ぶヘモグロビンを作る機能を持っています。

そのため鉄不足になると、体中の酸素の供給がうまく行えず、疲れや集中力の低下をもたらしてしまうのです。

 

3つ目は、ビタミンです。

牡蠣には、ビタミンB12が豊富に含まれています。

ビタミンB12はヘモグロビンの合成を助ける働きがあります。

 

4つ目は、タウリンです。

タウリンとは、アミノ酸の一種で、消化管内のコレステロールの吸収を抑える効果があります。

また心臓や肝臓の機能を高めたり、視力を回復させたり、高血圧を予防したりする働きもあるのです。

 

5つ目は、グリコーゲンです。

グリコーゲンとは、筋肉のエネルギー源である糖質のことです。

不足してしまうと、力が衰えてしまったり、体力が持たなくなったりします。

 

□組み合わせで吸収効率アップ!

 

牡蠣の栄養素は、一緒に食べるもので吸収のしやすさも変わります。

おすすめは、柑橘(かんきつ)類とキムチとニンニクです。

 

*柑橘(かんきつ)類

 

牡蠣に含まれている亜鉛と鉄の吸収率は、15%~30%しかありません。

柑橘(かんきつ)系のビタミンCやクエン酸は、亜鉛と鉄の吸収率を上げる効果があります。

そのため、レモンやすだち、かぼすなどの柑橘(かんきつ)類を絞って食べることをおすすめします。

 

*キムチ

 

キムチには、柑橘(かんきつ)類と同じようにクエン酸が含まれています。

そのため、牡蠣をキムチ鍋で食べたり、キムチと一緒に炒めたりすることで、鉄や亜鉛の吸収を促進してくれるのです。

 

*にんにく

 

にんにくを牡蠣と一緒に食べると、ビタミンB1の吸収を高められます。

これは、にんにくに含まれるアリシンの効果で、ねぎやニラにも含まれています。

牡蠣をガーリックバターで焼いたり、アヒージョにしたりして食べるとおいしく食べられます。

 

□まとめ

 

牡蠣には、亜鉛、鉄、ビタミン、タウリン、グリコーゲンなどの栄養素が含まれており、柑橘(かんきつ)類やキムチ、にんにくと一緒に食べると栄養を効率よく摂取できます。

 

これから牡蠣を食べるときは、ぜひ参考にしてみてください。