牡蠣には2つの種類があること、ご存じでしたか。

さらに牡蠣は、種類だけでなく、産地によっても異なる特徴を持つのです。

そこで今回は、真牡蠣と岩牡蠣の2種類の特徴と違い、産地ごとの特徴をご紹介します。

当記事を参考に、自分の好みに合った牡蠣を見つけましょう。

 

□牡蠣の種類は真牡蠣!岩牡蠣!

 

1.真牡蠣

タバガキ科マガキ属で、日本各地に生息する真牡蠣。

主な産地は、広島、岡山、宮城で、旬は1〜3月です。

ただ、2月以降の方が身が太くてクリーミーになるのでおすすめです。

 

2.岩牡蠣

イタボガキ科マガキ属の、本州、九州に生息する大型牡蠣。

先程紹介した真牡蠣と仲間である一方で旬は6〜8月と完全にずれており、夏牡蠣とも言われています。

主な産地は日本海側ですが、近年市場価値が高まり太平洋側でも獲れるようになりました。

 

□産地ごとの特徴とは?

 

次に、真牡蠣と岩牡蠣それぞれについて、産地ごとの特徴をご紹介します。

 

*真牡蠣

 

1.北海道

なめらかで高級感のある味わいです。

雑味が少なく舌触りの良い牡蠣と言えます。

 

2.三陸

ほのかな苦みと程良いなめらかさとのバランスが最高です。

特に、放卵直前の初夏には全体的に身入りが良くなるため、5~7月にぜひ味わってみてください。

 

3.三重

サイズは小さいものの春先には身がしっかり入ります。

全体的に小ぶりで安価なだけでなく、甘みがあり、さっぱりしているため何個でも食べられます。

 

4.瀬戸内

サイズは小さいものの身入りは良く、加熱しても縮みにくいため蒸し料理や焼き料理におすすめです。

産卵前の3〜5月はサイズも大きくなり、身入りも抜群です。

 

*岩牡蠣

 

1.北陸~京都

養殖に比べ安定感は落ちるものの、天然ならではの良さがあります。

身質が良く身入りの安定感もある天然岩牡蠣として、定番に食べられています。

 

2.鹿島

関東近辺で入荷量が多く、品質も良好なため多く食べられている鹿島の岩牡蠣。

ただ、サイズ選別などが甘く、形は不揃いであることも多いです。

 

3.徳島

他の岩牡蠣の入荷がなくなる8月後半から9月にも入荷がある徳島の岩牡蠣。

味わいでは日本海に劣ることも多いですが、岩牡蠣の見た目のインパクトを求める方にはおすすめです。

 

□まとめ

 

今回は、2種類の牡蠣の特徴と違い、産地ごとの特徴をご紹介しました。

真牡蠣と岩牡蠣、2種類の牡蠣。

産地ごとの特徴により、それぞれ異なる味わいを楽しめます。

ぜひ様々な牡蠣を食べ比べてみてくださいね。