初めての離乳食、何をあげたら良いのか悩んでいませんか?
赤ちゃんの発育に欠かせない栄養素を効率よく摂取させたい、でも、安全面も心配…そんな不安を抱える親御さんも多いのではないでしょうか。
実は、身近な食材の中に、赤ちゃんの健やかな成長をサポートしてくれる、優秀なアイテムが隠されているかもしれません。
今回は、その秘密の食材に迫り、安全な与え方とともにご紹介します。

 

鰹節の離乳食導入時期

 

赤ちゃんへの鰹節与え始め

 

離乳食中期(7~8ヶ月頃)から、鰹節を離乳食に取り入れることができます。
ただし、鰹節そのものを与えるのはこの頃から。
それまでは、鰹節からとっただしを、離乳食に利用するのが一般的です。
赤ちゃんが初めて鰹節を食べる際は、少量から始め、様子を見ながら量を増やしていくことが大切です。
アレルギー反応が出ないか、注意深く観察しましょう。

 

月齢別の鰹節の与え方

 

離乳食中期(7~8ヶ月頃)は、粉末状や薄く細かく刻んだ鰹節を使用するのがおすすめです。
大きすぎる鰹節は、赤ちゃんが喉につまらせる危険性があるためです。
離乳食後期(9~11ヶ月頃)になると、歯が生え始め、噛む力がついてきます。
そのため、少し大きめに刻んだ鰹節でも問題ありませんが、小さめの薄削りが安全です。
離乳食完了期(1歳~1歳半頃)になれば、大人と同じように、薄削りや花かつおなど、様々な種類の鰹節を使用できます。

 

初期の鰹節の量と頻度

 

初めて鰹節を与える際は、ほんの少量(小さじ1/4程度)から始めましょう。
赤ちゃんの様子を見ながら、徐々に量を増やしていきます。
最初は、おかゆや野菜などに混ぜて与えるのが良いでしょう。
頻度は、1日に1回程度から始め、問題なければ徐々に増やせます。
ただし、与えすぎには注意が必要です。

赤ちゃんへの鰹節の安全な与え方

 

鰹節選びのポイント

 

鰹節を選ぶ際には、原材料表示を必ず確認しましょう。
添加物などが含まれていないものを選び、できれば、小分けパックになっているものを選ぶのがおすすめです。
また、鰹節の種類も重要です。
離乳食初期には、だしをとるための鰹節を使用しますが、中期以降は、粉末状や薄く細かく刻んだ鰹節が使いやすいでしょう。
「本枯れ節」や「枯れ節」は、旨味が凝縮され、風味が良いのでおすすめです。

 

適切な調理方法

 

鰹節は、そのまま与えるのではなく、他の食材と混ぜて与えるのが安全です。
離乳食初期は、だし汁として使用し、中期以降は、おかゆや野菜、豆腐などに混ぜて与えましょう。
小さすぎる鰹節は、喉に詰まる可能性があるので避けましょう。
大きすぎる鰹節は、ハサミなどで細かく刻んでから与えるのが安全です。
加熱する必要はありませんが、気になる場合は軽く加熱しても構いません。

 

アレルギーへの対応と注意点

 

鰹節は、食物アレルギーを起こす可能性は低いとされていますが、初めて与える際は、少量から様子を見て、アレルギー反応がないか確認することが重要です。
特に、魚介類アレルギーの家族歴がある場合は、より注意が必要です。
平日の午前中に少量与え、万が一アレルギー反応が出た場合に備え、すぐに医療機関を受診できるようにしておきましょう。
また、喉に詰まらせる危険性があるので、必ず他の食材と混ぜて、よく噛んで食べられる状態にしてから与えましょう。

まとめ

 

鰹節は、赤ちゃんの発育に不可欠なたんぱく質や必須アミノ酸、ビタミンB群などを含む、栄養価の高い食材です。
また、うま味成分であるイノシン酸が豊富で、離乳食の味付けに役立ちます。
離乳食中期から、粉末状や細かく刻んだ鰹節を、他の食材と混ぜて少量から与え始めましょう。
アレルギーへの注意、適切な調理方法を心がけることで、安全に鰹節を離乳食に取り入れることができます。
赤ちゃんの発育状況や様子を見ながら、鰹節を賢く活用して、離乳食をより楽しく、栄養価の高いものにしていきましょう。