あさりの味噌汁や炊き込みご飯、日本で古くからさまざまな料理で親しまれてきたあさりですが、美味しさだけでなく豊富な栄養も備えていることをご存知でしょうか。
この記事では、あさりの驚くべき栄養成分とその効能、さらには美味しく食べるための砂抜きの秘訣について解説します。
ぜひこの記事であさりがすごい食べ物である理由を再確認し、新メニューの考案や既存メニューの質向上に活かしてみてください。
 

◻︎あさりのすごい栄養成分とその効能

 
あさりに含まれる豊富な栄養は多くありますが、今回はその中でも「たんぱく質」、「鉄分」、「亜鉛」にフォーカスします。
 

*たんぱく質の宝庫

 
あさりの体は90%が水分ですが、その残り10%の大部分がたんぱく質です。
このたんぱく質は筋肉や皮膚の生成、さらには酵素やホルモンの材料としても活躍します。
特に動物性たんぱく質は体内での利用効率が高く、あさりはその良質な供給源となります。
よって、手軽に高質なたんぱく質を摂取する手段として、あさりは最適といえるのです。
 

*貧血予防の鉄分

 
あさりにはたんぱく質だけでなく、鉄分も豊富に含まれています。
鉄分は赤血球の生成に必要で、貧血を予防する効果も期待できます。
ただし、あさりの鉄分は体に吸収されにくいとも言われているため、ビタミンCを含む食材と一緒に摂ることで、吸収率を高められます。
 

*味覚を支える亜鉛

 
亜鉛は味覚や免疫反応に関与する重要なミネラルです。
亜鉛不足は味覚障害や成長障害を引き起こす可能性がありますが、あさりにはこの亜鉛が豊富に含まれています。
ただし、過剰摂取は避けるようにしましょう。
特にアルコール摂取が多い場合は、亜鉛の排出が促されるため注意が必要です。
 

◻︎美味しくあさりを味わうための砂抜きの秘訣

 
美味しいあさりを提供するためには、正しい砂抜きが欠かせません。
ここでは、基本の砂抜き方法と
 
・基本の砂抜き方法
 
あさりには砂が含まれていることが多く、そのまま調理すると食欲を削ぐリスクがあります。
砂抜きの手順は簡単で、20度前後の塩水を用意してあさりを入れて2~3時間放置するだけです。
暗い環境であれば、あさりが海の中だと勘違いしてより多くの砂を吐き出してくれます。
 
放置している間は真夏以外、常温で放置しても問題ありません。
2~3時間放置した後は、真水を入れたボウルにあさりを入れて表面の汚れを丁寧に取り除きましょう。
 
・保存方法
 
砂抜き後のあさりは、水を切ってビニール袋に入れ、冷蔵庫で2~3日保存可能です。
また、冷凍保存も可能で、その場合は解凍せずにそのまま調理に使えます。
冷凍したあさりは冷蔵のあさりよりも保存期間が長く、2週間から3週間は美味しく食べられますよ。
 

◻︎まとめ

 
あさりはその小さな体に多くの栄養成分を秘めているすごい貝といえます。
たんぱく質や鉄分、亜鉛といった栄養素は、私たちの健康にとって非常に重要です。
また、あさりを美味しく食べるためには正しい砂抜きが欠かせません。
砂抜きの方法も簡単で、誰でも手軽にできるので、手間に感じるかもしれませんが忘れずに行いましょう。
 
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