ハラル対応にしたいけど、どこから手をつければいいか分からない。
そんな悩みをお持ちではありませんか。
この記事では、ハラル食への理解を深めていただけるような内容をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
□ハラルとは?
ハラール(ハラル)とは、イスラム法において合法的で、イスラム教の教えに沿って、口することを許された食材や料理のことを指します。
反対に非合法で口にすることを禁じられているものをハラームといい、中にはハラールの反対ということでノンハラールという人もいます。
イスラム教では豚肉やアルコールの飲食が禁じられていることで知られていますが、食材だけでなく調味料や出汁なども、イスラム教の作法に反して処理されているものが入っていないか注意する必要があります。
ハラールは日本人にとってなかなか馴染みがなかったものですが、近年の訪日観光客の増加にともない、脚光を浴びつつあります。
ハラール処理された食品は、イスラム教徒の人だけが食べれるものではなく、誰でも食べられます。
栃木県佐野市の「日光軒」には地元の人から愛されていた佐野ラーメンをいち早くハラール化し、今や世界中から訪れる多くのムスリム観光客からも親しまれています。
□ハラルなだしを選ぶポイント
うまみ成分をたっぷり含んだ「だし」は、お味噌汁や煮物、汁物、炊き込みご飯などにも多様される、和食の基本です。
特によく使われるのは、旨味成分である「グルタミン酸」を多く含んだ昆布だし、カツオを燻して乾燥させた、「イノシン酸」を多く含むカツオだし、そして昆布とカツオを合わせた合わせだしです。
続いて、ハラルなだしを選ぶ際に注意すべきポイントを紹介します。
1: 原材料をチェックする
だしには、動物由来の成分が含まれている場合があります。
原材料表示をよく確認し、豚肉やアルコールが含まれていないかを確認しましょう。
昆布・椎茸のだしや、野菜だしであれば、ムスリムだけでなくベジタリアン対応も可能となります。
2: 製造工程を確認する
ムスリムの方向けには、粉末醤油や原材料の分からない添加物が入っているものは避けましょう。
□まとめ
ハラルとは、イスラム教の教えに沿って、口することを許された食材や料理のことを指します。
食材だけでなく、調味料やだしについても、禁止されているものが含まれていないかチェックする必要があります。
今回の記事が、ハラル食への理解を深めるきっかけになれば幸いです。