健康志向の飲食店オーナーの皆さんへ向けて、美味しい牡蠣を安全に楽しむための秘訣をお伝えします。
牡蠣はその美味しさだけでなく、時には食中毒のリスクも含んでいます。
この記事では、牡蠣にあたるリスクや対策をご紹介します。
おいしさと安全性を兼ね備えた牡蠣を提供するための加熱方法もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
 
 

□牡蠣で「あたる」ってどういうこと?その原因とは

 
牡蠣を食べて「あたる」とは、食中毒やアレルギー反応のことです。
その主な原因は、ノロウイルス、腸炎ビブリオ、貝毒、そしてアレルギーです。
これらのリスクは、季節や牡蠣の生育環境によって異なります。
特に11月から2月はノロウイルスが、夏場は腸炎ビブリオが原因で「あたる」ことが多いです。
 

*ノロウイルス

 
ノロウイルスは、牡蠣の食中毒の代表的な原因です。
潜伏期間は24〜48時間で、激しい腹痛や吐き気を引き起こします。
健康な方でも感染すると1〜2日の症状が続きます。
少ない菌数でも感染力が高いため、注意が必要です。
 

*腸炎ビブリオ

 
海に生息する食中毒菌です。潜伏期間は8〜24時間で、感染すると腹痛や嘔吐、下痢を引き起こします。
塩分のある環境でしか生きられないため、真水で洗うことが予防につながります。
 

*貝毒

 
二枚貝に蓄積される毒素で、プランクトンを食べることで体内に蓄積されます。
下痢や麻痺などの症状を引き起こす場合があります。
厚生労働省による基準値が設けられており、衛生的な取り扱いが重要です。
 
 

□牡蠣を安全に楽しむための加熱方法とは

 
牡蠣を安全に味わうための鍵は、適切な加熱にあります。
加熱用と生食用の区別をしっかりと行い、中心部までしっかりと温度を上げることが大切です。
ノロウイルスは85〜90℃で90秒以上、腸炎ビブリオは60℃で10分以上加熱することで死滅します。
 
また、調理器具の洗浄や体調を考慮した食べ方も重要です。
体調が優れない時は食べるのを控えることも、忘れてはいけません。
 
以下で、ポイントを3つにまとめました。
 
1:生食用と加熱用の区別
 
牡蠣には生食用と加熱用があります。
生食用牡蠣も一定数のノロウイルスが含まれている可能性がありますので、感染を避けるためにも加熱用は必ず加熱して食べましょう。
 
2:調理器具の取り扱い
 
牡蠣と他の食材を同時に調理する際は、包丁やまな板を使い分けることが重要です。
生野菜など加熱しないものは牡蠣よりも先に切ることがおすすめです。
牡蠣を調理した後は、調理器具を洗い、熱湯をかけて消毒しましょう。
 
3:手洗いの徹底
 
牡蠣を触った後は、必ず手を洗うことを心掛けてください。
ウイルスが付着している可能性があります。
可能であれば、調理用手袋を使用することが感染防止につながります。
 
 

□まとめ

 
この記事では、牡蠣を食べて「あたる」原因と、安全に楽しむための加熱方法について解説しました。
牡蠣は、正しい知識と取り扱いで安心して楽しめます。
これらのポイントを押さえ、お客様に安全で美味しい牡蠣を提供しましょう。
健康志向の飲食店オーナーの皆さんが、美味しく、そして安全に牡蠣を提供するための一助となれば幸いです。